ネットの口コミで不妊治療に定評のある病院を選び、初回受診の予約の電話。
電話口では、「結婚して1年経過していますか?」との確認がありました。
これは、日本産科婦人科学会が、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年間妊娠しないものを「不妊」と定義しているからなのかと思います。
「1年経過していなかったら断られたのかな?」「結婚が30代になってからだったし、不妊治療まで後少し待ってねって言われたら焦っちゃうな」と思いました。
友人の中には結婚前から不妊治療をしていた子もいるので、病院の方針もあるかと思います。
病院から提案された一番近い受診日は、2週間後の月曜日の午前中。
パート勤務で仕事の融通が効くため、すぐさまその日で予約をお願いしました。
しかし、フルタイムで責任を伴う仕事が増えてくる30代には、仕事・家事と不妊治療の両立は本当に大変だろうなと感じました。
2021年9月不妊治療スタートです。
初回受診の内容
初回受診の内容は以下の通りです。
問診票記入
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別室で、その病院の不妊治療の概要説明と妊娠・不妊治療に関するDVD視聴
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診察・内診
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血液検査
診察待ちの時間が長く、トータル3時間かかりました。
普段看護師として勤務していると、忙しさから患者さんの待ち時間を気にする余裕はありませんでしたが、いざ患者側になるとこんなに長く感じるんだなと思いました。
しかし、これだけの人がいろいろな悩みを抱えながら不妊治療に通っているんだと思うと、「みんなも妊娠できるといいな」と待ち時間も苦痛には感じませんでした。
問診票記入
不妊問診票では、結婚歴、不妊治療歴、月経、妊娠・出産歴などについて記入していきました。
一つ気がかりなのが月経について。
結婚前は約28日周期で来ていた生理が、段々と延びて受診時には44日周期に。
昔から生理痛も全くなく、出血量も少なく、3ヶ月くらい生理が来なかったこともあり・・・無排卵月経なのかもとずっと気になっていました。
不妊治療の説明・DVD視聴
初回の血液検査や精液検査、病院の外来時間について説明がありました。
この病院では、通常の診療時間が終わった後にも、17時以降の不妊治療の予約枠が設けられていました。
看護師さんの話だと、予約が多い時には21時過ぎまで患者さんがいることもあるみたいです。
仕事終わりに受診できるのはありがたいけど、仕事・家事との両立は本当に大変だろうなとしみじみ。
私も昔フルタイムで総合病院で勤務していた時だったら、患者さんの急変で残業になることも多々あったし、不妊治療の予約を取ってもその時間に来院できる保証はなかったと思います。
DVDは10分弱ほどで、ホルモンと排卵の関係、排卵〜着床まで妊娠が成立するまでの妊娠のしくみ、タイミング法についてでした。
「不妊症でない場合、タイミング法の成功確率は1周期で16~18%。それを繰り返していくと、半年で70%、1年で90%妊娠する」と知り、タイミングが合っていたとしても、妊娠できることって奇跡なんだなと感じました。
診察・内診
診察では、やはり月経周期についてのお話がありました。
「正常な月経周期は25〜38日と言われていて、44日はまずいな」と言われました。
何がどうまずいのかは説明がありませんでしたが、「やっぱり無排卵月経なのかな?不妊症なのかな?」と不安に。
そして、その後の治療方針についても何もありませんでした。
先生の頭の中では何かいろいろと考えてくださっていたのかもしれませんが、その後の見通しが全く立たずモヤモヤ。
内診では、内診台に座ってから15分ほど待つことに。
先生も忙しく、2つの診察室に患者さんを入れて交互に診ている様子でした。
内診台に座る準備をしている間に、もう一つの診察室へ行ってしまったので、先生の戻りを待ちます。
病院の裏での忙しさも理解しているので、下半身裸で待たされても全く抵抗感はありませんw
内診では、以前からある子宮筋腫を指摘されたのと、クラミジアの検査をしました。
内診が終わってズボンを履いて診察室に戻ると、また先生の姿はなくさらに15分待ちw
本当にたくさんの患者さんがいて、頑張っているんだと感じました。
最後に「帰りに採血をして、次は今週の金曜か来週の月曜に予約して帰ってね」と。
そんなに直ぐまた受診?っていうのが率直な感想。
しかし、月に1回しかない生理に合わせて治療していくには、それくらいスピーディーに対応していかないといけないのかなとも思いました。
さらに、「旦那さんも今週中には採血と静液の提出をお願いね」とサラッと伝えられました。
主人も仕事をしているなか、1週間以内に採血に行ってもらうための調整はやや大変でした。
これも不妊治療に対するパートナーの理解・協力がないと難しいと思うので、治療前に男性側の理解を得ておくことは大切だと感じました。
採血
採血では、保険内でLH、FSH、エストラジオール、プロラクチンなど妊娠に関係するホルモン項目、保険外で感染症(梅毒、B型・C型肝炎、エイズ)、肝機能、腎機能、血糖、甲状腺機能、クラミジアについて検査しました。
保険外の項目だけで14,000円ほどかかるとの説明。
妊娠前に感染症の検査ができるのはありがたいけど、う〜ん・・・高い!!
初回受診の費用
初診料、内診での超音波・クラミジア検査、保険内での血液検査、保険外での血液検査で、トータル22,000円ほど。
受診時間も3時間かかり、その上お金も2万円以上かかり・・・パートナーの理解・協力がなかったり、仕事・家事が忙しかったりするなか、不妊治療を開始・継続していくことは本当にストレスになるだろうなと感じました。
私は主人の了解を得たものの、あまり深く考えずに不妊治療を開始しましたが・・・
パートナーの不妊治療に対する考えや協力体制、仕事の勤務時間や役職、病院の位置や外来時間は通院しやすいか、人気な病院なのはいいけど待ち時間が長くなるのは大丈夫かなどを考えてから、スタートするのがいいのかと思いました。
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