お風呂
夕食が終わり20時頃にお風呂に入りました。脱衣所には2名のスタッフが常駐していて、常に清掃してくださっていました。婦人の湯「辨天の湯」の大浴場は、広いですが大きな銭湯という感じで特別感はあまりないかもしれません。当然ですが夜は空中露天風呂と野天風呂からは何も見えず、普通の露天風呂といった感じです。明るいうちに入ると景色も楽しめそうですね。婦人の湯はもう一つ離れたところに「花神の湯」がありますが、そちらは利用しませんでした。お土産処などの館内の散策や「館内は美術館ツアー」への参加、夕食、バーしぐれの利用など、他にすることが多すぎてお風呂にゆっくりと使う時間がありません。
殿方の湯「恵比寿の風呂」は3フロアに分かれており、こちらも普通の広い銭湯という印象だったみたいです。
ちなみに「雪月花」のお部屋のお風呂はこのような家庭の浴室みたいな感じです。どこか懐かしい歴史を感じるお風呂です。
バーしぐれ
「錦大路」の吹き抜け中央に、バーしぐれが浮いているかのように位置しています。宙に浮いているかのような特別な雰囲気でお酒が楽しめます。
営業時間は20時半から0時までで、それ以外の時間は無人です。カクテルにもノンアルコールカクテルやソフトドリンクもあります。
カウンターとテーブル席があり、カウンターと頭上にはたくさんのお酒が並んでいます。
ブランデーやウイスキーの種類も豊富です。
向かいに座ったご夫婦は落ち着いた雰囲気でウイスキーのロックを飲まれていました。ロックに使われていた氷は丸く透明で本格的。
私たちはテキーラサンライズとモスコミュールというお子ちゃまらしいカクテルで乾杯。モスコミュールは言わずと知れたウォッカをジンジャーエールで割ったカクテルですが、銅製のマグカップで出てきてびっくり。いつも居酒屋ですとグラスで出てきますが、本式では銅製のマグカップに入れて提供されるものみたいです。オーセンティックバーでは銅製のマグカップが常備されているようです。さすが加賀屋のバー!
諸説あるようですが、モスコミュールが銅製のマグカップに入れられるようになった歴史は、アメリカの禁酒法時代まで遡ります。モスコミュールは労働者の飲み物として親しまれていましたが、1920~1933年の禁酒法により飲めなくなってしまいます。そこで、銅製のマグカップに入れてお酒を飲んでいることをカモフラージュしたようです。
話が脱線してしまいましたが、特別な空間で本格的なお酒が楽しめるバーしぐれおすすめです。
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