ミシュランガイド北陸2021で、1つ星を獲得したレ・クゥ。
「星付きの店って敷居が高いんじゃないの?」「服装やテーブルマナーもきちんとしないといけないんじゃないの?」などと心配になりますよね。
けど、大丈夫!
私は普段着で行ってから、星付きレストランだと知りました。
それも綺麗めな服装ではなく、ランチ後の予定に合わせてトレーニングウェア・・・w
ではでは、私のような無礼者でもあたたかく迎えてくれる、一つ星レ・クゥの魅力をご紹介していきます。
ミシュランガイドとは
そもそもミシュランガイドの評価基準についてです。
評価の対象は料理のみで、内装やサービスは評価に含まれません。
料理は次の5つの項目で評価されます。
- ・素材の質
- ・調理技術の高さと味付けの完成度
- ・独創性
- ・コストパフォーマンス
- ・常に安定した料理全体の一貫性
「常に安定した料理全体の一貫性」って・・・匿名調査員の方は何回ほど訪れるのでしょうかw
何回も通っているうちに調査員だと感づかれそうな気もしますw
実際、主人の知り合いの飲食店店長は、「スーツを着た2人組が来るからすぐに分かる」と話していたそうですw
評価の結果、最高三つまで星が付けられます。
星の意味するところは以下のようになります。
- 一つ星:そのカテゴリーで特に美味しい料理
- 二つ星:遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
- 三つ星:そのために旅行する価値がある卓越した料理
レクゥは一つ星のフレンチレストランになります。
予約電話の前にメニューをチェックしよう
週末のランチで訪れましたが、3日前の電話予約で大丈夫でした。
電話すると、「3,300円、4,900円、6,600円、9,300円の4つのコースがありますが、どれにしますか?」と聞かれます。
- ●本日入荷 地魚の石窯焼き
- ー前菜・スープ・メインディッシュ・デザート3,300円(税込)
- ●本日のお任せお肉料理の熾火焼き(2人前)
- ー前菜・スープ・本日のお肉料理・デザートお一人様3,300円(税込)
- ●十勝産 経産牛ヒレ肉熾火焼き
- ー前菜・スープ・メインディッシュ・デザート4,900円(税込)
- ●奥越産 ラブリー牧場30日間寝かせ放牧牛若牛 背肉の熾火焼き(2人前)
- ー前菜・メインディッシュ・デザートお一人様6,600円 (税込)
- ●若狭牛イチボの熾火焼き(2人前)
- ー前菜・スープ・お魚料理・メインデッシュ・デザートお一人様9,300円(税込)
メイン料理が魚なのは3,300円のコースと、9,300円のコースにもお魚が付いてくるみたいです。
メインは魚料理が良かったのですが・・・HPでまじまじとメニュー表を見ていなかったので、とっさに「4,900円」と答えてしまう失態・・・
コースは電話での事前注文になるので、HPでコース内容を確認してから電話することをお勧めします。
お店の様子
インテリアが好きで選んだ店というだけあって、当たり前ですが外観からとても好み。
飲食店をお料理ではなく、インテリアで選ぶという謎な思考ですw
そして、それに付き合ってくれる優しい主人w
店の前には、「本日御予約で満席となっております。またの御来店をお待ちしております」と看板が出ています。
店内には5つテーブル席がありましたが、終始私たちを含め2組だけの利用でした。
予約しないと利用できないのかもしれません。
店内の様子は・・・
床の石材や椅子には落ち着いた色が使われていたり、テーブルの脚がアイアンだったりとスタイリッシュさもありますが、木の温もりも感じる素敵なインテリア。
テーブル席は5つあり、オープンキッチンには石窯があります。
テーブルセッティングは変わってまして、メニュー表はタブレットで確認できたり、カトラリーは引き出しに収納されていたりします。
一番右のマスクケースすらオシャレ。
カトラリーはロバートウェルチのもの。
敷かれている和紙も、いい雰囲気を出しています。
タブレットではメニュー以外にも、お店のコンセプトやパートナーなどについても見られます。
コンセプトから福井愛が伝わってきます。
食材や食器についての情報もタブレットで確認できます。
愛が激しいですw
ちなみに、福井県産のナイフは右から3番目の白い持ち手の物です。
確かにお肉もスパーンと切れます。
地元福井を大切にしているところが本当に魅力的です。
そんな地元福井を愛して止まない店長は、東京中目黒のフレンチレストランで修行後、23歳の時に福井で独立。
2016年、福井の「いいもの」を食を通じて伝えていきたいとレ・クゥをリニューアルオープンしました。
料理
ランチには、3,300円、4,900円、6,600円、9,300円の4つのコースがあります。
メイン料理が違うだけで、前菜やデザートは同じようです。
私たちが頂いた4,900円のコースのご紹介です。
前菜。
マグロさんもちゃんと野菜の下に埋もれています。
庶民的な表現でいくと、ポン酢のようなソースがかかっていてさっぱりと美味しかったですw
スープ。
椎茸がこんなにもゴロッと乗っているスープは初めて。
香ばしい椎茸の香りが口いっぱいに広がって幸せ〜
きのこ嫌いの主人の椎茸さんたちも、順次お引っ越ししてきてくれますw
本日のメイン、十勝産 経産牛ヒレ肉熾火焼き。
とっても肉厚。
上にかかっているお塩もまた美味しいこと。
こちらは石窯で焼かれたもので、外側は香ばしい。
中はミディアムくらいでしょうか、とってもジューシーで美味しかったです。
福井の「ふくこむぎ」で作られたパンも頂けます。
しっとりしていて美味しい〜。
このパンの器も欲しくなりますが、家での用途不明なため諦めますw
デザートはいちじくとアイス。
飲み物は、コーヒー、エスプレッソ、紅茶から選べます。
お料理の味もさることながら、お店のコンセプトや雰囲気など、大満足のお食事でした。
オープンキッチンなので料理の様子を見れたり、サーブされた料理についてキッチンからシェフが説明をしてくれたり、シェフとの距離が近いのも魅力だなぁと感じました。
一つ星レストランですが、店内の様子もフォーマルな感じはなく、気楽にフレンチを楽しめます。
一緒にお食事をしていたもう一組のカップルも、男性の方はネルシャツを着ていたりとカジュアルな感じでした。
ホールさんも生成りのナチュラルなエプロンに、靴はスニーカーです。
さすがにトレーニングウェアは浮きすぎですが・・・
インテリアもお店の雰囲気も落ち着いた感じが好みで、お料理もとても美味しかったですが、少し価格はお高めな設定かなぁと感じました。
しかし、素敵な雰囲気の中、大切な人と楽しいお食事の時間を買ったと思うと大満足です。(ご馳走になった身分で偉そうですw)
福井の愛が詰まったお料理をありがとうございました。
そして、ご主人様様に感謝感謝です。(いつもより様を2倍増しですw)
おすすめのお店なので、良かったら行ってみてください。
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