和倉温泉 加賀屋別邸 松乃碧 宿泊記【お茶体験】(石川県七尾市)

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和倉温泉 松乃碧
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加賀屋別邸 松乃碧では、茶室で本格的なお茶を頂くことができます。チェックイン時にスタッフの方から声を掛けられ、予約していただきまし。15~18時の間で30分間隔で予約でき、無料になります。

コロナ感染拡大の時期ですが、1回あたりの参加人数を6人から4人へ減らし、お茶とお菓子を頂くとき以外はマスク着用をお願いして対応しているとのことでした。

お庭の写真の左側に建物があるのが見えますでしょうか?

大きく撮ったものがこちらになります。

こちらは得寮庵という茶室になります。前田家十四代藩主、慶寧公の四女慰姫様の行儀見習いの場として、江戸時代末期に建てられたお茶室だそうです。その一部を松乃碧庭園に移築したとのことです。

江戸時代に建てられたとは感じさせない新しく綺麗な印象でした。

しかし、スタッフの方に案内され天井や床の間の上に目をやると、150年の歴史を感じられます。

大きな襖の反対側には釣鐘型の窓があります。2脚椅子が置かれていますが、予約時に椅子の希望を聞かれます。一緒に参加したご夫婦は椅子に着席して参加しておられました。

お茶は茶道の先生が点ててくださり、とても本格的でした。確か裏千家と言っていた気がします。茶道の経験はゼロなので、右習えでご一緒した先輩ご夫婦の真似をして、とりあえず茶碗を2回まわしていただきました。

後からお茶の頂き方を調べましたが、亭主に「お点前ちょうだいします」と挨拶をしたり、飲み終わりに飲み口を指先で清めたり、お茶碗を置いて鑑賞したり、いろいろと作法があるようですね。

昔の人はお茶一つ飲むのも大変だなぁと思いつつも、物で溢れかえり時の流れが速い現代にはない、わびさび?の世界を感じられました。

その時お茶を一緒にできた方との出会いを大切に、その時間を大切に過ごす。お茶を点て下さった亭主に感謝する。床の間の掛け軸やお茶碗を鑑賞し周りのことにも思いをめぐらす。まったくそんなことは一つも考えず、「どうやってお茶を頂くんだろう?」ということに全集中でしたが、茶道に興味が湧く良い体験になりました。

お茶に同席してくださったスタッフの方からは「床の間の生け花の枝が素敵でしょ?ね、あの枝が」としきりに言われましたが、全く枝なんて目にも止まりませんでした。この経験を活かし、枝にまで目配りができる人間になれるよう頑張ります!笑

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