名前の由来
「花嫁のれん」は、幕末から明治時代にかけて加賀藩の領地である能登・加賀・越中で始まり、今もなお続いている婚礼の風習です。
花嫁の幸せを願い婚礼の日にのれんを贈る伝統文化です。
乗車される方の幸せを願う思いから「花嫁のれん号」と名付けられたそうです。
車両
5番線乗り場の奥を進んでいくと、「花嫁のれん号」の発着ホームである4番線に到着します。
ホームには花嫁のれんがかかっており、乗車前から特別な列車旅気分が味わえます。
デザイン
花嫁のれん号は「和と美のおもてなし」をコンセプトに、輪島塗や加賀友禅をイメージしたデザインになっています
車両は2両編成で1号車は8つの半個室で、エントランスには伝統工芸品が展示されています。
2号車は、カウンター席と2人掛け・4人掛けのボックス席があり、エントランスには豪華なお手洗いが。
車両は満席状態で、人の写り込みが多かったので省きます。
車両イメージはJRのHPにも詳しく載っています。
機能面
花嫁のれん号は、下関からやってきた気動車(ディーゼル動車)をリフォームしています。
乗り物好きな主人は、「ディーゼルエンジンの音と振動を感じる」「直列6気筒なのに揺れを感じる」などと訳の分からないことを話しながら乗っていましたw
電化されている線路で気動車(ディーゼル動車)が走るのは、北陸で花嫁のれん号だけかもしれません。
ちなみに、排気量は15000cc、燃費1kmと言われているようです。
停車駅・時刻・料金
花嫁のれん号は、金沢駅と和倉温泉駅の間を2往復しています。
途中、羽咋駅と七尾駅にも停車する特急列車です。
花嫁のれん1号 | 金沢10:15→和倉温泉11:42 | スイーツセット(2000円) |
花嫁のれん2号 | 和倉温泉12:08→金沢13:21 | 和軽食セット(2500円) |
花嫁のれん3号 | 金沢14:15→和倉温泉15:31 | スイーツセット(2000円) |
花嫁のれん4号 | 和倉温泉16:30→金沢17:54 | ほろよいセット(2000円) |
事前予約で、スイーツセット、和軽食セット、ほろよいセットも頂けます。
料金は指定席特急券と同じ、大人1390円(片道)です。
普通の特急電車と料金も変わらないので、スーツを着たビジネスマン風の男性も乗車されていました。
予約について
コロナで遠出ができず、前日の思いつきで「花嫁のれん号」旅を決行しました。
切符の予約は前日でもオンラインで取れました。
オンライン予約では座席指定はできず、良い席から早い者勝ちといった感じなのか、前日予約だと4人掛けのボックス席で相席となりました。
花嫁のれん号は1号車の方が半個室となっており、2号車より豪華な雰囲気です。
お値段も一緒なら、早めに予約して1号車を狙うのもありだと思います。
コロナ対策
乗車時の検温やアルコール消毒はありませんでした。
4人掛けボックス席のテーブル上にはパーテンションが置かれていましたが、相席にするなど感染対策はゆるっとした感じがします。
座席も満席で、人数制限している感じもありません。
車内でアルコール類の販売もされていました。
コロナに敏感な方は気にされるかなぁといった感じです。
しかし、お客さんのほとんどが50〜60代オーバーだったので、節度ある方ばかりでした。
乗車しての感想
椅子は直角でリクライニングできないので、座り心地は良くないです。
窓向きのカウンター席もありますが・・・
車窓からの風景は、住宅か田園風景といった感じです。
車窓からの絶景はなかなかありませんが、「花嫁のれん号」に乗るだけで特別な旅行気分を味わえて良いかなぁと思います。
和倉温泉駅に着くと、温泉旅館のシャトルバスがお迎えにきていました。
金沢駅から和倉温泉駅までの移動を楽しむのにも、「花嫁のれん号」お勧めだと思います。
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