今回の記事で解決できること
*源泉徴収票って何?
*源泉徴収票っていつ必要?
*源泉徴収票の見方が知りたい!
と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事になっています。
私は源泉徴収票から収入と納税額を理解し、節税対策をとれるようになりました。
記事の前半では、「源泉徴収票とは」を解説し、後半では「源泉徴収票のチェックすべき4ポイント」を具体的に解説します。
この記事を読むことで、源泉徴収票について理解できるだけではなく、今後の節税についても考えることができるようになります。
源泉徴収票とは?
源泉徴収票で収入、所得控除、納税額が分かります。
確定申告や転職、住宅ローンを組む時などに必要になります。
源泉徴収票はいつ必要?
*転職時
*確定申告時
*住宅ローンを組む、扶養家族になる時など
転職の時
源泉徴収票の対象期間は、発行された年の1月1日から12月の給料日までです。
年の途中で退職すると、前職の源泉徴収票を転職先に提出しなければなりません。
転職先では、前職と転職先の源泉徴収の内容を合算して、年末調整を行います。
私も年の途中で転職した経験があります。
前職の職場に電話で源泉徴収票を発行してもらい、12月の年末調整で転職先に提出するだけで、払いすぎた所得税が戻ってきました。
確定申告の時
会社員の場合でも、「確定申告が必要な人」、「確定申告をするとお得な人」がいます。
*給与の収入金額が2,000万円を超える
*副業の収入が20万円以上ある
*給与を2か所以上から受けている
*多額の遺産を相続した
など
*退職して再就職しなかった
*住宅ローン控除の最初の年
*高額な医療費がかかった
*災害に遭った
*ふるさと納税をした
など
「医療費控除」「雑損控除」「寄付控除」などは年末調整では対象にならないため、自分で「確定申告をするとお得な人」になりましょう!
「住宅ローン控除」についても1年目は自分で確定申告が必要です!
住宅ローンを組む時、扶養家族になる時
住宅ローンを組んだり、扶養家族になる時にも必要な書類になります。
私も主人の扶養家族になった時は、前職の源泉徴収票を主人の会社に提出しました。
源泉徴収票はいつもらえる?
*退職時
*年末調整後
退職時
所得税法で、「中途退職者については退職日から1ヵ月以内に源泉徴収票を交付しなければならない」と定められています。
私が転職した時は、転職先の年末調整で必要なことに気づき、退職後半年以上経っていましたが何も問題なく発行してくれましたw
前職の会社に電話一本で、後日自宅に郵送されました。
年末調整後
年末調整が終了後の12月や1月に交付されることが多いと思います。
年末調整で1~12月の間の正しい所得税額が計算され、過不足が清算されます。
その結果を源泉徴収票として交付されます。
源泉徴収票の見方!チェックすべき4項目!
*支払金額
*給与所得控除後の金額
*所得控除の額の合計額
*源泉徴収税額
「源泉徴収票のチェック4項目」が書かれているのが、赤枠で囲った部分です。
図でまとめるとこのような関係になります。
支払金額
税引き前の年収になります。
給料、残業代、ボーナス、各種手当などの合計金額です。
通勤費などの非課税扱いになる手当は、「支払金額」には含まれません。
給料所得控除後の金額
「給与所得控除=会社員の必要経費」みたいなイメージです。
会社員として働くために、衣服や筆記用具などにこれくらいかかるかぁと、自動的に算定して引かれます。
計算は下記を参考にしてください。
所得控除の額の合計額
①雑損控除
②医療費控除
③社会保険料控除
④小規模企業共済等掛金控除
⑤生命保険料控除
⑥地震保険料控除
⑦寄付金控除
⑧寡婦・寡夫控除
⑨勤労学生控除
⑩障害者控除
⑪配偶者控除
⑫配偶者特別控除
⑬扶養控除
⑭基礎控除
これらの合計を所得から差し引くことで、課税所得が下がり節税になります。
「イデコは④小規模企業共済等掛金控除」「ふるさと納税は⑦寄付金控除」になるため、活用することで節税になります。
源泉徴収税額
給料天引きにより1年間に収めた所得税の合計額。
「1年間の所得に応じて所得者本人が支払う所得税を、会社が毎月分割で徴収してくれている」イメージですかね?
所得税は下記の式で求められます。
まとめ
源泉徴収票は収入、所得控除、納税額が分かる紙です。
確定申告や転職、住宅ローンを組む時などに必要になります。
課税所得(収入−給与所得控除-所得控除)で所得税が決まる。
給与所得控除は収入で自動的に算定されてしまうが、所得控除は自分次第で増やせる。
私は源泉徴収票の見方が分かることで、節税を意識できるようになりました。
課税所得を減らすために、我が家はイデコとふるさと納税など所得控除部分を増やしています。
2月中旬から始まる確定申告で「確定申告をするとお得な人」になれないかを考える。
そして、来年の年末調整や確定申告に向けて、節税に取り組みお得に生活しましょう!
今回参考にした本です♪
コメント