ホットクックは、無水調理やかき混ぜながらの自動調理、低温調理など、本当にさまざまな料理に対応している便利な自動調理鍋ですが、ごはんを炊くこともできます。
炊飯器の代わりにもなって自動で調理もしてくれるなら、二台一役で場所も取らず便利でいいなぁと思いますよね。
我が家もそんな感じでホットクックを購入しました。
しかし、購入前に「ホットクックでの炊飯は炊飯機能に特化した通常の炊飯器には劣る」という口コミも目にしました。
では実際にホットクックを購入し、炊飯してみて、炊飯器の代用になるかどうか考えてみます。
前半でホットクックを使っての炊飯の方法について、後半でメリット・デメリットと炊飯器の代用になるのかをまとめました。
炊飯方法
炊飯量と炊飯時間はモデルにより異なります。
炊飯量 | 炊飯時間 | |
2.4Lモデル KN-HW24F KN-HW24G | 1〜5合 | 1合50分 2合50分 3合55分 4合55分 5合1時間 |
1.6Lモデル KN-HW16F KN-HW16G | 1〜3合 | 1合50分 2合50分 3合55分 |
1.0Lモデル KN-HW10G | 1〜3合 | 1合50分 2合55分 3合1時間 |
①内鍋に洗った米を入れ、米の量に合わせて水位まで水を入れる。
②内鍋を本体にセットし、「手動で作る→ごはんを炊く→合数を選択→調理をスタートする→スタート」。
予約炊飯もできます。
③完成。
⑤全体をほぐす。
べちゃつくことなく、しっかりと炊き上がっています。
炊飯器での炊飯方法とほとんど変わることなく、簡単に炊きあがります。
メリット
美味しい
底がべちゃつくことなく、ちょうど好みの硬さで美味しいです。
高級炊飯器と比べると劣るかもしれませんが、なんの問題もありません。
普段ホットクックで煮物などもよく作っていますが、匂い移りなども気になりませんでした。
しかし口コミで、「カレー後の炊飯は匂いが気になる」というのは見かけました。
水のメモリがついている
2.4LモデルのKN-HW24F、KN-HW24、1.6LモデルのGKN-HW16F、KN-HW16G、1.0LモデルのKN-HW10Gの内鍋には、水位線があるので炊飯器と同じ要領で炊飯できます。
こちらより前のモデルでは水位線がなく、計量カップで水の量を計らないといけませんでした。
新型モデルでは計量の手間がなくていいですね。
予約炊飯ができる
数分単位で予約ができるのも便利です。
ご飯の時間に合わせて予約しておくと炊き立てが食べられていいです。
デメリット
炊き方は1通りのみ
高級炊飯器ですと、100通り以上の炊き方があるものもあります。
しかし、ホットクックでは「ごはん」という1通りの炊き方しかありません。
「カレーにはしゃっきりとしたご飯が好み」「おにぎりにするのにもちもち食感に炊き上げたい」などのこだわりがある方には、ホットクックは向かないと思います。
早炊き機能がない
ホットクックには早炊き機能がありません。
ごはんを炊くのを忘れた、となっても50分以上はかかってしまいます。
保温機能がない
「ごはん」モードは炊飯を行うだけで、その後の保温機能がありません。
ホットクックには「保温」キーがありますが、ごはんのレシピには「保温キーは使わないでください。(ホットクックの保温温度は炊飯器の保温温度より設定が高いため、上手に保温できません。)」と書かれています。
推奨はされていませんが、「発酵・低温調理モード」で炊飯器の保温温度を再現することは可能です。
我が家は普段玄米を炊いて、ホットクックに移して寝かせ玄米を作っていますが、この時「手動で作る→発酵・低温調理をする→70℃」で炊飯器の保温状態に近づけています。
ホットクックは炊飯器の代用になるか?
使い方によっては立派な炊飯器の代用品になると思います。
炊き方にこだわりがなく、すぐに冷凍保存してしまう方にとっては、ホットクックの炊飯機能で十分代用できると思います。
ホットクックで炊いたごはんも普通に美味しいですし、すぐに冷凍保存するのであれば保温機能や早炊き機能も不要だからです。
逆にホットクックで代用するのに向かないのは、炊き方にこだわりがあったり、忙しいビジネスパーソンですかね。
早炊き機能がないため、仕事からの帰宅後急いで準備しても1時間くらいはかかってしまいます。
また、急に残業が入りやすいお仕事をしていたり、予定が立ちにくい方にも不向きです。
なぜなら保温機能がないので、炊き上がってから内部の温度がどんどん下がっていき、60度以下になると雑菌が繁殖しやすくなるからです。
まとめ
炊飯器と同じ要領で簡単にご飯が炊けて便利で、仕上がりも普通に美味しいです。
一方、炊飯機能に特化した炊飯器と比べると、炊き方はワンパターンなこと、早炊き機能がないこと、保温機能がないことなどのデメリットもあるため、不便に感じることもあるかもしれません。
しかし、生活スタイルによっては十分炊飯器の代用品になると思いますので、是非検討してみてください。
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