寝かせ玄米って健康には良さそうだけど、炊くのが難しそう、面倒そう、と思いますよね?
私も玄米を炊いてもパサパサするし、市販のようなもっちりとした寝かせ玄米を炊くことはできませんでした。
しかし、寝かせ玄米の教室に行き、ちょっとしたポイントを抑えることで、もっちりとしたおいしい玄米を炊くことができるようになりました。
玄米を圧力鍋で炊き、あとは数日放ったらかしておくだけで、お店のようなおいしい寝かせ玄米ができます。
では、早速寝かせ玄米の炊き方をご紹介します。
材料
4合炊きの分量です。
- 玄米4合
- 小豆28g
- 塩4g
1合に対して小豆7g、塩1gなので、炊きたいお米の量に合わせて調節してください。
小豆
小豆はタンパク質を補うために入れます。
脂質の少ない良質な植物性タンパク質です。
お好みに合わせて、1合に対して7g以上入れてもいいかなぁと思います。
規定の量ですと、写真のような玄米と小豆の量になります。
塩
玄米に含まれるカリウムはえぐみを感じるので、ナトリウムで中和させるためにお塩を入れます。
塩は精製塩ではなく、自然塩がオススメです。
私はずっと「ぬちまーす」を愛用しています。
作り方
圧力鍋以外にも、炊飯ジャーや土鍋でも調理可能です。
私は、圧力鍋で作ったものが一番おいしいな〜と思うので、圧力鍋での炊飯方法をご紹介します。
お米を洗う
ザルに玄米を入れて洗います。
お水は浄水器を通したきれいな水を使うのがオススメです。
我が家はポットタイプの浄水器を使用しています。
最初の水は最も吸収するのですぐに捨て、再び水を注ぎ、泡立て器でシャカシャカ3〜4回洗います。
泡立て器とザルで洗うことで玄米の表面に傷がつき、水分が浸透して柔らかく仕上がります。
水溶性ビタミンが流れてしまうので、そこまで洗わなくてOKです。
3回程洗えば、玄米の糠臭さもありません。
浸水させる
洗った玄米に小豆を入れ、隠れるくらいの水を入れて1時間浸水させます。
我が家では、浸水の代わりにホットクックを使って発芽玄米にしています。
発芽玄米とは、玄米をわずかに発芽させたもの。
発芽させることにより酵素が活性化され、玄米よりも栄養価が高くなります。
ホットクックの内鍋に玄米と玄米が隠れるくらいの水を入れます。
「手動で作る→発酵・低温調理をする→40℃→3時間」でセット完了。
3時間後、玄米がぷっくりとしていることが分かります。
左が洗米しただけの玄米、右が発芽玄米です。
水を入れる
浸水させた玄米をザルにあげてしっかりと水切りし、軽量したお水を入れます。
お水は、4合に対して610ml。
1合に対して152.5mlなので、お好みの量で調節してください。
玄米を炊く
ヘイワ圧力鍋マジックブラウンとパール金属圧力鍋、それぞれを使った炊き方を説明します。
ヘイワ圧力鍋マジックブラウン
私が寝かせ玄米の作り方を習ったところでは、ヘイワ圧力鍋マジックブラウンをオススメしていました。
玄米を炊くために作られてた圧力鍋だから、美味しく炊けるんだとか。
サイズにもよりますが、圧力鍋に2〜3万円は高い!!
ヘイワ圧力鍋をお持ちの方は少ないと思いますが・・・教室で教えてもらったヘイワ圧力鍋を使った炊き方も一応紹介しておきます。
金と銀の重りがあり、調理温度は金の重りで124度、銀の重りで110度。
玄米は金の重りで炊きます。
蓋をして中火にかけて圧力がかかるのを待ちます。
重りが揺れ出すまで30分かかるのが理想の火加減です。
重りがシューシューと安定して揺れだしてから、中火のまま30分炊きます。
火を消して60分ほどそのまま置き、圧力が抜けたら蓋を開けます。
パール金属圧力鍋
我が家はパール金属の圧力鍋を使っています。
炊飯に特化した圧力鍋ではないですが、5000円くらいのもので十分美味しくできます。
高圧で100kPa、低圧で60kPaのものです。
100kPaで120度前後、60kPaで114度前後になります。
ヘイワ圧力鍋の金の重り124度に近い、高圧の120度で炊きます。
教室で習ったやり方に準じて「中火にかけて圧力をかける→圧力がかかってからも中火のまま30分炊く」を実践したら、こげっこげになってしまいました。
IHでの中火がどれくらいなのか分からず、中火をメモリ5として設定して炊いてみましたが、火加減が強すぎたのかな?
試行錯誤して、IHで美味しく炊ける方法を見つけたのでご紹介します。
ちなみに我が家のIHは3.0kwのIHなので、1目盛が300wなのかな〜?と思っています。
圧力鍋を高圧の100kPaにセットします。
IHを目盛6にすると、8分程で圧がかかります。
圧がかかったら目盛3に落とし、15分炊きます。
その後目盛2に落として、5分炊きます。
圧が抜けるまで15分待ったら完成です。
我が家には大きな炊飯ジャーがないため、完成したものは再びクックちゃんに移します。
乾燥を防ぐために、上にクッキングシートを乗せます。
更に1日に1回上下を混ぜるようにかき混ぜ、表面の乾燥を防ぎます。
ホットクックは、「手動で作る→発酵・低温調理をする→70℃→16時間」にセットします。
保温ジャーの温度は60〜70℃以上の高温状態が保たれているので、ホットクックでそれを再現します。
16時間というのは、ホットクックの最長の設定時間になります。
玄米を寝かせている間、この設定を1日2回繰り返します。
もちろん炊き立てでもおいしいですが、我が家は2日目くらいがお気に入りなので、2日寝かせたら包んで冷凍保存しています。
ジャーに入れたままでも4日間〜1週間は食べられるので、是非お好みの日数の寝かせ玄米を見つけてください。
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