高血圧といえば「減塩」を連想する人は多いのではないでしょうか?
しかし、減塩が大切と分かっていても実行するのは難しいもの。
しばらく減塩に取り組んでも、美味しくないと長続きしません。
生活習慣病は、文字の通り生活習慣を改善することが大切です。
今回は、ちょっとした工夫で美味しくお味噌汁を減塩する方法についてご紹介します。
それは、カリウムが多い食材を沢山入れてお味噌汁を作ることです。
その理由は2つあります。
①カリウムには体内の塩分を排出する作用がある
・カリウムは、腎臓で尿中へのナトリウム排泄を促進してくれる作用があります。
・特に野菜、果物、イモ類、海藻など植物性食品に多く含まれています。
・カリウムは水溶性の栄養素で茹でると水に流出します。青菜を茹でると約50%、いもは20%ほどが流出してしまします。お味噌汁であれば、溶け出した栄養素も汁ごと摂ることができるので効率的です。
②たくさんの具材からうま味が出るので味噌の使用量が減り、飲む汁の量も減るため減塩になる。
・うま味成分を利用することで、おいしさを損なうことなく減塩できます。
・たくさんの具材を入れれば、少しのお汁でも満足感が得られ減塩になります。
以上の2点を取り入れてお味噌汁を作ってみます。
今回入れたのは、さといも、玉ねぎ、ワカメ、厚揚げ。
具はたっぷりと入れました。
下記の表を見ても分かるように、さといもとワカメにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムを多く含む食品(100g当たりの含有量)
いも類 | さといも | 640mg |
じゃがいも | 410mg | |
豆類 | ゆで大豆 | 570mg |
納豆 | 660mg | |
野菜類 | ほうれん草 | 690mg |
かぼちゃ | 450mg | |
藻類 | わかめ(生) | 730mg |
ひじき(乾燥) | 6400mg | |
果物類 | アボカド | 720mg |
バナナ | 360mg |
玉ねぎのカリウム量については100g当たり150mgとそれほど高くはありませんが、血栓予防効果があります。
玉ねぎの辛味成分であるアリシンが血液をサラサラにしてくれ、高血圧の合併症である脳卒中や心筋梗塞の予防が期待できます。
アリシンは、細胞が壊れると生成されるので、繊維を断ち切る方向に薄く切ります。
そしてアリシンは熱に弱いので、効率的に摂取するためには、火を止めて完成したお味噌汁に投入するのが一番のオススメです。
私は甘い玉ねぎが好きなのでグツグツ煮ちゃいましたが・・・w
ご紹介したお味噌汁を作るくらいだったら続きそうじゃないですか?
カリウムが多く含まれるお好きな食材を選んで、是非お試しください。
美味しく楽しく生活習慣病を改善していきましょー
コメント