オーナーシェフ俵さんが営む、タワラ(TAWARA)さんw
俵さんは、フランスや京都祇園「おくむら」で修業され、加賀懐石風フレンチを提供してくださいます。
武家屋敷に佇むタワラさんは、懐石風フレンチを頂くには最高のロケーション。
静かで穏やかな雰囲気で、フレンチ店に入る時のドキドキ感もありません。
ではでは、穏やかな気持ちで入店です。
店内は北欧モダンな感じで素敵。
カウンター6席、4人掛けのテーブル席2席。
スタッフさんは、シェフ俵さんとウェイター1人のみ。
こじんまりとした店内には、ゆったりとした大人な時間が流れ、とても落ち着けます。
フレンチ店によくある、スタッフの方に見張られているような感じがなくて良いですw
カウンター席に案内されます。
着席すると、紙切れが目に止まります。
おや?
おや?おや?
どうやらメニュー表のようですw
シンプル〜
シンプル イズ ベストの極みですw
そして、お料理の数の多さに驚きです。
タワラさんでは、様々なお料理を少量ずついただけます。
昼、夜ともコースは1つのみ、ランチは7皿で6,380円、ディナーは10皿で10,780円。
10皿ものお料理がいただけて、10,000円程とはとてもお安い!
ワインペアリングも、昼は6種類で3,800円、夜は8種類で5,200円。
8種類もワインが頂けて5200円はお得すぎです!
期待が高まります。
まず、シャンパンで乾杯です。
スロバキアのスパークリングワイン。
ピノワールを使ったロゼ。
メニュー表に気を取られていましたが、テーブルにはお箸がセットされています。
さすが懐石風フレンチ!
お料理ごとにナイフとフォークもセットしてくださいますが、終始お箸は置いてくれています。
ビーツ
ビーツのフリット 3種のチーズソース。
海外で生活していた時は、「う〜ん・・・あんまり食べなくてもいいかな」と思っていましたが、俵さんの手にかかるとまぁ美味しいことw
南アフリカのシュナン・ブランを使ったオレンジワイン。
わ〜オレンジを使ったワインなんて初めてだ〜と感動していましたが・・・
オレンジワインは、白ブドウを使って赤ワインのように造ったオレンジ色のワインだそうなw
鰤
鰤、ブロッコリー、ゆずのジュレ、香辛大根をスプーンですくっていただきます。
大根とゆずの爽やかな香りが口に広がり、さっぱりしていて美味しい〜
フランス アルザスのリースリング。
アオリイカ
アオリイカとフォアグラのセリのコンソメ。
メニュー表に「アオリイカ」と書かれていますが、フォアグラの方がメインじゃない?w
フォアグラのこってり濃厚なお味を、イカの淡白さが中和してくれ、さらっと食べれます。
パン
外はパリパリしていて香ばしく、中はもっちりしていて美味しい〜
北海道 奥尻ワイン。
香箱蟹
高箱蟹のリゾット。
もうお腹いっぱいでも美味しい〜
チェイサーのシャルドネ。
ワインアワードで満点を3、4回取っているそうな。
鰆
能登の鰆とカブを使ったソース。
フランス オーヴェルニュ地方のガメイ。
白子
白子とほうれん草、マッシュルームソース。
オーストラリアのシラーを使ったロゼワイン。
蓮根
アマエビのはす蒸し。
こちらもエビさんの方が主役な気がしますが・・・
メニュー表には載せてもらえず、蓮根の上にも乗せてもらえず、下敷きになっています。
割烹らしい贅沢な一品です。
オーストラリアのモンテプルチアーノ。
和牛
和牛のカイノミ。
なめらかでとろけるような食感。
上品な美味しさでしつこさはありません。
ヘーゼルナッツ
ヘーゼルナッツのアイスとリンゴのコンポート。
苺
苺とピスタチオ、マスカルポーネクリーム。
茶 焼菓子
飲み物は、コーヒー、ダージリン、ミルクティー、ハーブティから選べます。
すでにデザートのお皿は3皿目。
どれも美味しかったですが、カヌレはこれまで食べた中で一番と思うほど、中がとろっとしていて美味しかったです。
お皿の数が多くお腹はいっぱいになりますが、割烹風なので重くなく最後まで美味しく頂けます。
お料理器さることながら、どの器も素敵でうっとり。
グラスもワインの種類に応じてたくさん揃っていました。
2時間半くらいかけてゆっくりと素敵なディナーを楽しめました。
お店の雰囲気もお客様のオーラも素敵でお気に入りになりました。
ご高齢のお客様の話を盗み聞きしていたら・・・
「叙々苑のランチで一人、1万円使った〜」と話していましたが、主人と二人叙々苑のディナーに行っても2万円もいきません。
どんなものを召し上がっているんだろう・・・
世の中にはすごい人がいらっしゃるものですw
TAWARA、リピート確定です!
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