以前甘酒はあまり栄養価がないという記事を書きました。
しかし、料理に活用すると食材が柔らかくなり、料理に甘みをつけるのには活用しています。
今回は、ホットクックで甘酒を使った豚の角煮が美味しかったのでご紹介します。
前半で材料と作り方について、後半で甘酒をお料理に取り入れるときのポイントについてまとめました。
レシピ
ホットクックのレシピを参考にしましたが、分量についてはアレンジしてあります。
オリジナルのレシピについてはこちらから確認できます。
豚バラブロック800g準備しましたが、実験のため400gずつに分け、一つには甘酒を絡ませて置き、残り400gは甘酒なしで作りました。
材料
豚バラブロック 800g
A
生姜(薄切り) 適量
ねぎの青い部分 適量
水 1L
B
酒 100ml
醤油 大さじ4
砂糖 大さじ3
水 150ml
甘酒 40g
作り方
①内鍋に5cm角に切った豚バラ肉800gとAを入れ、本体にセットする。
②手動で作る→スープを作る(まぜない)→約30分→調理を開始する→スタート
30分に設定しますが、測ってみたら昇温に25分かかるので、トータル55分下茹でにかかりました。
「昇温後からの時間なんかーい」というホットクックのデメリットですね。
③加熱後、肉を洗いアクを取る。
内鍋を軽く洗う。
④豚バラ肉800gを400gずつに分け、片方の肉に甘酒をしばらく絡ませておく。
甘酒がピンクっぽいのは、寝かせ玄米を使って甘酒を作っているからです。
寝かせ玄米の作り方についてはこちらをご覧ください。
⑤甘酒を絡ませた肉と甘酒を使用していない肉、Bを入れ本体にセットする。
(後から、甘酒有り・無しを見分けられるように目印をつけておきました。)
⑥メニューを選ぶ→メニュー番号で探す→No.068(豚の角煮)→調理を開始する→スタート
1時間半待ったら完成。
ビックリするほどトロトロに仕上がります。
ほんとホットクックすごいです。
甘酒有り・無しを比較
右が甘酒有り、左が甘酒無しですが、見た目はほとんど変らないです。
切った断面です。(右:甘酒あり 左:甘酒なし)
これもほとんど変わりないです・・・w
しかし、食べてみると甘酒を使用した方が、パサパサ感がなく断然美味しいです。
脂身の部分はあまり差は感じられませんが、赤身の部分がしっとり柔らかです。
切った塊が大きいので、「少し甘酒を絡ませただけでは効果ないかなぁ」と思いましたが、効果絶大。
主人に甘酒を使用したことを伏せて食べ比べしてもらいましたが、「こっち(甘酒使用したもの)の方が2倍くらい美味しい」「お正月に精肉店で買った焼き豚より美味しい」との感想でした。
偶然かな?と思い、主人に再試を繰り返しましたが・・・w
何度試しても間違わず、甘酒有り・無し完璧に判別できてました。
甘酒を使うときのポイント
甘酒には酒粕から作るものと麹から作るものがありますが、今回使ったの麹甘酒の方です。
お肉を柔らかく仕上げたいのならば、自家製の甘酒を使うことと、加熱する前にしばらく漬け込むことがポイントになります。
自家製の甘酒を使う
お肉を柔らかくしたいのなら、自家製の甘酒を使うことをオススメします。
なぜなら市販の甘酒は加熱処理されていて、酵素が壊れてしまい酵素力がなくなっているからです。
酵素が壊れていなければ、酵素の力でお肉を柔らかくしてくれます。
加熱する前に漬け込む
甘酒に含まれる酵素は熱に弱く、60〜70度を超える加熱で不活化してしまいます。
そのため、加熱前にしばらく漬け込むことでお肉が柔らかくなります。
30〜50度が活発に働く温度なので、お肉のアクを取るために洗った後の生温かい状態で甘酒を投入しました。
甘酒を使った豚の角煮のレシピを見ると、漬け込む段階がないものもありますが、甘みをつけるだけでしたらそれでOKだと思います。
まとめ
ホットクックでもトロトロの豚の角煮ができますが、さらに甘酒を使うことで赤身の部分までしっとり柔らかく仕上がります。
ポイントは、自家製の甘酒を使うことと、加熱前に甘酒に漬け込むことです。
今回は甘酒使用・不使用で比べたかったので、甘酒を絡ませるだけでしたが、次回は砂糖を使わず全て甘酒で作ってみようと思います。
お料理に甘酒を使う時の参考にしてもらえたら嬉しいです。
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